逆リンクツールとしてのトラックバック
通称トラバこと、トラックバック絡みの記事が複数目に付いたんで、ちょっとなんか書いてみよう。
トラックバックはトラックバックとは限らない(ぴの競馬、b:id:senchouより)
トラックバックポリシー(Brain Squall)
編集後記:トラセン(Horse of the Day)
出だしでいきなり結論っぽいことを書くと、トラバ=逆リンクという等式が成立するのならば、トラックバックの作法と言うのは相手サイトにあわせなければならない、と言うことになるかと。これは、相手サイトのトラックバックポリシーにあわせるという受身の捉え方というよりも、相手サイトの空気を読むという能動的なものであると。*1
トラックバックを紐解けば、送信先の相手ブログのエントリーに対して、こちらから強制的に相手ブログから送信元である自分のブログのエントリーへ向かってリンクを張るツールである、と言うことができると思う。これをここでは自ブログから相手サイトへリンクを張る、通常のリンクと向きが「逆」と言う意味で逆リンク、とすることにしよう。
ここで思うことは、リンクを張るセンスと逆リンクであるトラックバックを送るセンスというのは同じものが要求されるんじゃないかな、と言うこと。自サイトの本文でリンクを張るときに必要なリンクの見せ方とも言うべきもの同様に、トラックバックを送る際にもトラックバックの見せ方が必要とではないかと。
となると、ネット上での経験がものをいってくるんじゃないかなとも思います。しょっちゅう他サイトに向かってリンクを張ってる人間に言わせると、やっぱり慣れと感覚が必要だと。それと同様にトラックバックも慣れと感覚を身に着けるために経験が必要だと思いますが、自分のサイトに記録が残るわけではないというのと、アドレスさえ入れれば後はブログツールが勝手にやってくれるというよく言えば手軽さ、悪く言えば深く考えずともトラックバックを送信できるというあたりが、経験をしても経験値にならないという現象を引き起こしているのではないでしょうか。このあたりはブログツールの問題点であり、ブログサイト管理者にとっての悩みの種でもあるのかなと。
ところで、トラックバックをネットヲチ的見方をすれば、これって相当楽しいもの何じゃないかとも。他サイトに逆リンクを張りに行くわけだから、張ったら最後、自分では制御できません。張った先のサイトが要請を受けてトラバを消すか、あるいはサイトが消滅しない限り、トラバは生き残り続けます。
場違いなトラックバック、とぼけた、もしくはありふれたエントリータイトル、中身が空っぽのエントリー…ある意味でこれほど愉快なものはないってもんですねえ。モニターが茶渋に染まること間違いなし…すでにそういうことやってるヲチャっているのかもしれないな。