HTML5の進捗状況
ワーキングドラフトとしていろいろ書かれていますが、日本語訳で一番印象に残ったのが3.2. 考慮の優先度 (Priority of Constituencies)にある、
意見の不一致や対立が起こった場合、ユーザー、作成者、実装者、仕様書、理論上の純粋さという順番で考慮してください。これは、「ユーザーにかかる困難やコストは、作成者にかかるものよりも重要であり、また作成者のコストは実装者より、さらに実装者は仕様書より、そして仕様書は理論的な理由より…」と、考慮において優先度があるということです。もちろん、これらの対象を一度に考慮できるのであれば、それはより好ましいことです。
で、HTML Working Groupに書かれているHTML5の進捗状況って言うかマイルストーンには
- 2007-05 HTML5 and Web Forms 2.0 specs adopted as basis for review
- 2007-11 HTML Design Principles First Public Working Draft
- 2008-03 HTML5 First Public Working Draft
- 2008-06 HTML5 Last Call Working Draft
- 2008-09 HTML5 Candidate Recommendation
- 2010-06 HTML5 Proposed Recommendation
- 2010-09 HTML5 Recommendation