W3C HTML5仕様から削除されたhgroup要素のメモ
W3C仕様方面
HTML WG Decision Historyにあるとおり、W3C HTML5のCR仕様でat risk扱いされていたhgroup
要素が削除されることが2013年4月に決定されている。これは既知の通りかなと。
ではHTML5.1ではどうなってるのか、というと11章でobsolete扱いされている。
小見出しをマークアップするために、主となる見出しを含む
h1
-h6
要素の後にp
要素に小見出しを入れる、または主となる見出しを含むh1
-h6
要素内に直接小見出しを入れることを考える。後者は句読点によっておよび/または、たとえば、分化したスタイリングをもつspan class="subheading"
の中などで主となる見出しからの分離となる。見出しと小見出し、代替タイトル、またはキャッチフレーズは、
HTML 5.1(2013-05-28 WD) 11.2 適合しない機能 hgroupheader
またはdiv
要素を使用してグループ化できる。
header
要素でグループ化できるようなコンテキストならそれで構わないとして、そうでない箇所でdiv
要素を使用するように、というのは逆戻りの気もしないでもない…(div
要素しか選択できない箇所ってどういう状況かと言われるとそれはそれで困るけど)。
WHATWG仕様方面
ちなみに、WHATWG仕様にはhgroup
要素は依然として存在していて*1、WHATWGのメーリングリストでの2013年5月時点においけるIan Hicksonのやりとりは[html5] <header>, <hgroup> and subheadingsあたり。
WHATWG仕様において、Hixieは消すつもりがないらしい、ってところまでは読めた(ぉ
subhead
要素?
そして、非公式ドラフトだけども、The subhead elementがHTML 5.1拡張として提案されている。header
要素またはh1
-h6
要素の中で使える、と。
<h1>見出しと<subhead>小見出し</subhead></h1>
あるいは
<header> <h1>見出し</h1> <subhead>見出しって言うのはほげほげ…</subhead> </header>
みたいな感じで使うのどうよ、と。