HTML5でXHTML 1.1相当のルビがマークアップできる日がくるかも。
実装はさておき、Ruby
要素方面をマークアップしたがためだけにXHTML 1.1を選択することがなくなるかもしれない、というお話。
というのも、現在のW3C HTML5のEditorであるRobin Berjon氏が、Unofficial DraftとしてHTML Ruby Markup Extensionsを執筆している。
- HTML Ruby Markup Extensions
- http://darobin.github.com/html-ruby/
この拡張提案と、現行のHTML5、XHTML 1.1(Ruby Annotation)を比較した表をつくってみた。
要素 | HTML5*1 | HTML5 Ex. | XHTML 1.1*2 |
---|---|---|---|
ruby |
○ | ○ | ○ |
rb |
- | ○ | ○ |
rbc |
- | - | ○ |
rt |
○ | ○ | ○ |
rtc |
- | ○ | ○ |
rp |
○ | ○ | ○ |
という具合で、rbc
要素以外が今のところ盛り込まれており、ほぼXHTML 1.1互換なマークアップが可能な提案が準備されていると。
HTML5 extensionがいろいろと提案されていく中で、こういう流れはありなのかなと言う予感はしてましたが、意外と早いと言うべきか、案外遅かったと言うべきか…。
*1:HTML5: Edition for Web Authors 4.6.20 ruby要素 http://momdo.s35.xrea.com/web-html-test/spec/html5-author-wd-201210/the-ruby-element.html
*2:Ruby Annotation http://www.w3.org/TR/ruby/