20%の改善を再現しようとしたら、返り討ちにあったでござるの巻
ここまでの結果からすると、コードフリーズを遅らせる要因になったわりには、TraceMonkeyの開発成果が出ていないように見えた。しかし、その真価はDromaeoベンチマークで発揮されたのである。次の表をご覧いただきたい。
20090424 20090401 20090303 Total 35.57runs/s ±3.17% 29.85runs/s ±4.38% 29.10runs/s ±3.77% わずか三週間で約20%の改善であり、これは大きい。ここまで差があれば、実環境でもBeta 3からの高速化を多少は体感できるのではないだろうか。また、Beta 3はSunSpiderで崩れていたが、今回そうしたバランスの悪さがなくなったのも嬉しいところ。やはりTraceMonkeyは低空飛行の時期を耐え抜き、着実にスコアを伸ばしていくフェーズに入ったのだ。
過去最速のFirefox、しかしアピールすべきは総合力 - Mozilla Flux
ほぉ、そんなに凄いのか。ということで、手元の実機環境で計ってみた。
http://dromaeo.com/?id=61800,64525
20090424 | 20090227 | |
---|---|---|
Total Score: | 81.06runs/s ±2.40% | 75.33runs/s ±3.35% |
んー数値にして7%。ビルドが違うので、何とも言えない面はあるでしょうが。
別マシンで計ってみた。(Eee PC 901)
http://dromaeo.com/?id=64548,64549
20090424 | 20090401 | |
---|---|---|
Total Score: | 20.90runs/s ±2.92% | 21.36runs/s ±2.92% |
何も変わらない…
再現できないどころか、とんでもないことに。何かおかしなことをしたんだろうか…。