競馬・JCDダートメモその2
キクノサリーレは108で15位。ジャパンカップダートのトライアルという性格を持っているとは言え、勝っても評価はその程度、つまり力のある馬を集められない武蔵野ステークスはトライアルとしての体を成していない、と存在理由を問うのならば分かる話ではあるけれども。
そもそもトライアルレースとは、目標のレースを勝てるかどうかを見極めるレースで、それに出るためのレースではないと考えているけれど、そこでこの人とは話が合わないのかな。
じゃあどうしろと…的な話(DREAM SCHEME)
上位に入ると優先出走権を確保できるトライアルとトライアル的なレースでは役割が全く異なるということでしょ。
Frost GiantとMast TrackはGI馬で、Tin Cup ChaliceはGII馬。弱い馬という評価は一方的に過ぎるし、それを言うならばキクノサリーレはGIIIを一つ勝っただけの馬に過ぎない。国際招待レースであるからにはこの辺りのクラスならば招待枠を超えない限り招待すべきだろうし、その影響で国内馬向けの出走枠が少なくなるのは仕方ない。
そう、武蔵野Sは一介のGIIIに過ぎない。GII馬を押しのけてGIII馬が出られるとしたら、何のためのグレード制なのか、という話にもなりかねない。その意味で、カジノドライヴが出られたというのは、カジノドライヴの運が向いたという面も大きいけれども、今回に限って言えばJCダートの選出馬選定が巧妙に働いたかなと。レートと賞金の上位で勘案という折衷案は、今のところうまく働いているようにみえる。
賞金を積むかレーティングを上げる*1ことで、GIに出ることができるのだから、当面はJC(D)国内選定馬の制度を堅持していけばよいのではないでしょうか。
*1:いってもJC(D)だけの話かいまのところは