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VMware Player+QEMUでFedora Core 6 test1 on Windows

この手の記事は腐るほどあるけど、まあメモってことで。ちなみにFC6 test1は、激しく人柱。本気で試す人はstableなFC5を使うべし。

1.必要なものをダウンロード

Fedora Core 6 test1
ftp.jaist.ac.jp - FC6 test1からDVDイメージを選択。
VMware Player
VMware PlayerのダウンロードからWindows版を選択。
QEMU
QEMU on Windowsから実行パッケージを選択。

Fedoraは4Gあるので、ダウンロードしきるまでお茶でも飲んで気長に待ちましょう。。。

2.インストール

VMware Playerは通常のWindowsアプリケーションと同様にインストール。リブートを要求される。QEMUは任意のフォルダで解凍。ここで使うのはqemu-img.exeだけなので、特別な操作はいらない。FCは普通にインストールする場合は、DVDにisoイメージを焼かなければならないけれども、今回は焼かずにインストールするので、DVDブランクディスクはいらない。

3.仮想マシンイメージの作成

面倒なことにコマンドライン仮想マシンイメージで作成する必要がある(-;
例えばD:\downloaded files\qemuというフォルダにQEMUを解凍したとすると、コマンドプロンプトで、

cd /d "D:\downloaded files\qemu"
qemu-img.exe create -f vmdk d:\vmware\fc6_test1.vmdk 10G

とすれば仮想マシンに対し、最大10Gを割り当てることが出来る。10Gと打ったからといって直ちに10G消費することはないので、ハードディスク事情に合わせて適当に。なお、イメージを作成するディレクトリはあらかじめ作成しておくこと(でないと、作成に失敗する)。

4.VMWare Player用の設定ファイル作成

上で作成したイメージと同じフォルダにfc6_test1.vmxというファイルを作成して、以下のように記述する。(#から始まる行はコメント)。

config.version = "8"

#VMware Playerに割り当てるメモリ(MB)。各自の環境に合わせて。
memsize = "256"

ide0:0.present = "TRUE"

#イメージのファイル名。
ide0:0.fileName = "fc6_test1.vmdk"
ide1:0.present = "TRUE"

# CDドライブを利用する場合はここのコメントを外す。
# ide1:0.fileName = "auto detect"
# ide1:0.deviceType = "acpi-cdrom"
floppy0.present = "FALSE"

# インストールに使用するISOイメージの場所を指定。
 ide1:0.fileName = "d:\downloaded files\FC-6-Test1-i386-DVD.iso"
 ide1:0.deviceType = "cdrom-image"

ethernet0.present = "TRUE"
ethernet0.connectionType = "nat"
usb.present = "TRUE"
sound.present = "TRUE"

#VMware Playerに表示される名前
displayName = "Fedora Core 6 test1"
guestOS = "other26xlinux"

5.仮想マシンの起動

fc6_test1.vmxをダブルクリックすればok。あとは、通常のOSインストールと同様にセットアップしていけばよい。ちなみに、インストーラでハードディスクをフォーマットするのは何の問題もない。フォーマットの影響が及ぶのは仮想イメージに対してだけで、Windowsのデータが消えることはありえない、ということだけ付け足しておきます。


Fedora Core 6 test1 を使ってみた印象は

  • 見た目はFC5と大して変わらない
  • test版だけあって、キーボードの認識がおかしい。
    • どうがんばっても?日本語キーボードを認識してくれないようで、手元の環境では半角/全角キーで漢字変換できず。
  • FC5と異なり、yumがサービスとして起動(リリースノートにもあったかも、だが)。Windowsライクに自動更新ってところだろうけど
    • 今のyumのままだと、その時間に起動してることが大前提のはず
    • なもんで、Winのように自動検知ってのは無理か
    • FCなんかは尋常じゃない更新量だし、いろんな意味で大丈夫か…?というのはうすうす思ったり

ってところですか。。。

squld動かして無駄にローカルプロキシとの実験とか激しく意味ねーとか思いつつ、仮想マシンの使い方としてはまあこんなものかなあ。Xいらないじゃないかという話もありそうですが(-;