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CSS3の縦書きは本当に見限られたのか?

縦書きの実装をあきらめたのか…?なんて前に書いたけれども、本当にそうなのかどうかを追跡調査してみたり。

もう一度原点に戻ってみよう。Changes from the May 2003 CSS3 Text CRには「テキストの多くは書き直されたか厳しく改訂されました。したがって、すべての変更はここでリストされるとは限らないでしょう。」(by AMIKAI)とある。どうしてそんなことになったのか。

「CSS3モジュール:テキストは、いくつかの新しい特性、異なる言語でテキストに対処するための多数およびスクリプト(ライン割れ、kashida、ハイフンなど)を加えてCSS2(強調し正当化、bidiなど)のテキストに関連する特性を含んでいます。それは国際レイアウト・ドラフトに提案を含んでいます(そして交換する)。ライン、ライン高さ計算および第1のライン/第1の文字のためのスタイル内の垂直の整列のようなものに関しては、さらにライン・モジュールを参照してください。

テキスト・モジュールは2003年にCRステータスに達したが、ほとんどインプリメントされませんでした。値の多くのコンビネーションが有用でなかった間、ある共通の活版印刷はあまりにも多くの特性を要求しました。書き直しは2004年にスタートし、同じ機能性に、だがより少数の特性およびよりよいデフォルトで帰着するに違いありません。

縦書きはCSS3 module: line参照してね。TextはCRこそ出したものの、TeXに遠く及ばなかったから書き直したよ、あははは。ってところか。しかしこのlineモジュールもう4年も前のものじゃないか…それっぽいことが書かれてるのは4.1. Baseline information provided by fontsあたり。

ただ、CSS under construction - Roadmapexpected date(予定期日)として[Aug '04]と挙げられている…割に新しいワーキングドラフトが出てないあたり、見込みがいろんな意味で薄いってところか。