血統の森+はてな

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周りも一緒に飛んで行くのか

禁止薬物にJRA知らんぷり「全責任は馬主、調教師にある」(サンスポ)

つ[これはひどい]

さておき、意外とマトモな一般紙で。

Q:
昨日、ディープインパクトがフランスの競馬で薬物を使っていたことが判明したんですが、日本中央競馬会(JRA)を所轄する農林水産省の大臣として、所見があれば教えていただきたいんですが。
A:
まず、一言で言うと、国民的な人気の高い、ある意味では非常に期待も大きかった。人間の社会で言うとアイドルですよね。そういうディープインパクトであっただけに、一言で言えば残念であったと思っております。誠に残念だなと。
これは国の制度の違い、こういったこともありまして、それにしてもこれは主催国の主権というのか、その基準が適用されるわけですから。少しやはり関係者は慎重に、そういったことをしっかり問題のないようにしてほしかったなと。それは監督官庁としてそういう思いであります。
それから馬には責任がないわけで、当然、ディープインパクトが自分から求めたわけじゃないので、そのことはまた別にして国民的な関心も高いと思いますので、今後の間違いのないように、やはりしっかり監督官庁としては対処していきたいと思っています。


Q:
こういったことがあると、強い馬がなかなか安心して海外に討って出れないんじゃないかという話もあるんですが、何かそのJRAに対策を求めたりということはされるんですか。
A:
これは国の違い、そういったことをやはりしっかりと把握して整理して、そしてやはり国際的なその形で行く時には、事前に十分調教師さんが一番中心になると思うんですけれども、JRA全体でも二度とこんなことがないようにしっかりした対応をすると。これを一つの大きな契機にして、二度とこんなことがないように、JRAにはしっかり対応してもらいたいと思います。


Q:
ディープインパクトの件でもう1点お伺いしたかったんですが、先ほど大臣、JRAに二度とこういうことがないように、しっかりと対応していただきたいとおっしゃったんですが、具体的にはどういう対応を求めたいとお考えですか。
A:
それはもう、まずフランスで出ますよね。フランス、ギャロ。そこで出たら、結局それに従って関係国は、それを適応しなければならんということのようですから、そういうことになってくれば、やはりそれなりの日本でも措置がされるということになるわけですから。結局、JRAには、今回の、なぜそんなことが起きたのかというのを、十分、分析・整理をしてもらって、そのプロセスをしっかりと解明した上で、今後二度とこういうことが起きないようなことを徹底してもらいたい、まずは。
そして、国内にあっては、もちろんこれは海外での違いということですから、国と国の違いということですから、そうなると国際的な一つの何か、基準か何か、そういったことも一致させる必要があるかどうかについても、JRAとして検討してもらいたいと。また、役所としてもその辺はどう今後措置していくのか、一つの課題ですね。国際化ということになってくると、国際的な対応を考えないと駄目なのではないかと思いますが、これも一つの課題だと思います。

農相もねえ…まあ、聞かれたらこう答えざるをえないか。

犯人はディープのスタッフの誰かで、薬が抜ける期間を見誤ったと見るのが有力でしょうが、フランスギャロの正式処分が出てこないとどうしようもないと言うのが事実なわけで、ちょっと周りが熱くなりすぎという感も。まあ、禁止薬物で盛り上がれる選手とか、人間でもそうはいないから凄いっちゃ凄いんですが。