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フォワ賞とニエル賞の語源について

2006-09-14追記:以下の記述は個人的な推察であり、正確ではありません。正確な内容についてはフォワ賞とニエル賞の語源についてその2を参照してください。

"niel"と"foy"は良く分からないのですが,人名でしょうか.appletree’s notes
フォワ賞(Prix Foy)とニエル賞(Prix Niel)の語源について調べてみるの巻。手始めに仏英翻訳にかけてみるも、どうにもヒットしない。appletreeさんの言われるように、人名だと仮定するなら固有名詞なのだから、辞書にヒットしないのもうなずける。
仮に人名なら、有名人から取ったのではないか?と推測できる。例えば日本の安田記念のように特に競馬に関して功績のあった人からその名を持ってくるのは別に不思議じゃない。ということで、フランス版Wikipediaで検索してみた。

Sainte FoyWikipedia fr)

フォワということで、競馬とは関係ないカトリックの偉人らしい。日本語を引っ張ってみる。

アジャンはアヴェロン県から100キロ以上西の現在のロ・エ・ガロンヌLot-et-Garonne県の町である。4世紀はじめ、その町の少女フォワ多神教のローマに屈せずキリスト教を信仰し殉教者となった。聖フォワ信仰の始まりである。

ニエルに関しても同様なのか?ということで検索してみるもヒットせず。聖フォワから取ってくるというのも不自然だし、どうやら人名という線は薄いのではないか。…ちょっと手が詰まった感があったけど、固有名詞で辞書に載らないものがもう一つあるのを思いついた。そう、地名があるじゃないかと。

ということでGoogle マップで検索したところ、両方ともありました。

Google マップ Foy,Paris
Google マップ Niel,Paris

両者はrue du Général FoyとAvenue Nielという「通り」の名前で、どちらもブローニュの森から北東方向にあるとのこと。どんな通りなのかと適当にぐぐったところ写真を発見。なんとも情緒あふれる風景。
rue du Général Foy(www.insecula.com)
Avenue Niel(www.unjouraparis.com)


結論としては、「通り」から持ってきたという解釈が自然ではないかと思いますが、いかがでしょうか。