血統の森+はてな

旧はてなダイアリーの自動インポートによるアーカイブです。

Another HTML-lint 5がツッコミどころ満載な件について

さて、keio.ac.jpのサービスが停止したのはid:momdo:20120711:p1で書いたとおりですが、石野氏のサイトにも正式告知が来てました。

Ringのサービスは停止しています。ゲートウェイサービスは、株式会社ジゾン様のサイトを利用してください。

ソースは以下からダウンロードしてください。

この内容からだと、意図的に止めてるのか、事故で止まってるのかさっぱりわかりませんね…。


ところで、いつの間にか株式会社ジゾンのサービス(http://www.htmllint.net)がアクセス可能になったようです。

Another HTML-lint 5無償でご利用できるHTMLの構文チェックツールです。

元々1997年度に石野恵一郎氏によってPerl5で作成されました。

Another HTML-lint 5は株式会社ジゾンがAnother HTML-lint をベースにHTML5に対応させた物です。

基本的なロジックやHTML5以外のチェック機能は従来のAnother HTML-lintを利用しています。

将来にわたって無償で公開を続けます。

Another HTML-lint 5」という名前みたいですが、なぜかHTMLのtitle要素には「Another HTML-lint」と銘打ったり、そもそも

Welcome to Another HTML Lint5

ようこそ、Another HTML Lint 5 に

と空白があるのが本当なのか、ないのが本当なのか、どれが本名なんですかねこれ。
さておき、HTML5にも対応しているみたいなので、早速試してみることに。


とりあえずゲートウェイサービス*1から試してた結果がこちら。


cgiに直接パラメータぶち込んで*2表示させた結果がこちら。


えっと、同一ソース*3にも限らず、結果が異なるって言うのはどういうことなんですかね…。なお、このサイトのサービスは、

基本的なロジックやHTML5以外のチェック機能は従来のAnother HTML-lintを利用しています。
将来にわたって無償で公開を続けます。
現在はベータ版での公開です。 よりよい物を作るために、皆様のご協力をお願いします。
問題点は下記のメールにご報告をお願いします。
(メルアド省略)

ということでベータ版みたいなんですが、アクセス方法で採点結果が変わるとか、プログラミングとしてアレ過ぎはしませんかね…。


あああと、お約束的なおまけとして、http://www.htmllint.net/そのものを採点してみたよ!



ええと、2点とか言う結果になちゃってるんですけど?

まあ、それはおいておいて。
もともとのAnother HTML-lintにあったページが丸々コピー(たとえばhttp://www.htmllint.net/html-lint/notice.htmlとか)はよしとして、著作権表示が

Copyright (C) 2009 - 2012 XyXon,inc. All Rights Reserved.

という感じに。著作権表示に石野氏の名前がなくて、あたかもジゾンが作ったかのような表示は誤解を与えるというか、これまずくないですかね。


2012-07-19追記ここから
というか、元の配布されているhtmllint.zipの中身のHTMLには

著作権表示を除き、HTMLの改変は自由に行なってください。

ってあるんですけど、これ石野さんはわかってる上でジゾンにリンクを貼ってるんですかね?
2012-07-19追記ここまで


ちなみに、株式会社ジゾンという会社がlint5を運営してるみたいですが、会社概要がこんな感じ。

Web2.0、Enterprise2.0の普及にともない、情報を受発信する人口比率が世界的に急増すると予測され、その結果、企業が扱わなければならない情報量は爆発的に増加していきます。 企業にとって、爆発的情報から生成されるコンテンツ、リアルタイムに変化するコンテンツの安全な長期的管理、他のビジネスプロセスとの連携、ユーザニーズに直結する高感度なインフラ整備が自社ビジネス成功のライフラインといって過言ではありません。 このためには、コンテンツの構築、編集、変更、分析、検索、権限設定などの機能を自社に簡単に導入・構築でき、社会や市場の変化に合わせて最適なタイミングでコンテンツの受発信を可能にするコンテンツ管理システム(CMS)が求められています。 しかも、CMSは一般のWebサイトに限らず、E コマース、モバイルサイト、SNS,ブログなど多種多様なサイトに対応していかなくてはならず、CMSは新たな世代のニーズに応えられる豊富な機能をもつ必要があります。 株式会社ジゾンはこうした時代のニーズに応えるべき新世代CMS ”HeartCore” を中心に様々なビジネスコンポーネントを世に送り出し、企業のタイムリーなコンテンツ発信、顧客ニーズの把握、顧客満足度の向上を図り、CMS導入企業の価値創造にむけたサービスを提供しています。

改行のない読みにくさもさることながら、http://www.xyxon.co.jp/corporate/index.html/っていうアドレスのセンスを何とかした方がいいと思います。


なお、いままでのlintがいいって言う奇特な人は、http://unmei.in/htmllint-mirrorsに代替ミラーの一覧があるので、そちらを当たってみるといいと思います。

*1:http://www.htmllint.net/html-lint/htmllint.html

*2:ttp://www.htmllint.net/html-lint/htmllint.cgi?ViewSource=on&LynxView=on&HTTPHeader=on&URL=http:%2f%2fmomdo.s35.xrea.com/web-html-test/whats-web-std/calendar_1.html

*3:http://momdo.s35.xrea.com/web-html-test/whats-web-std/calendar_1.html