HTML5メモ(4) a要素の取るその他の属性 について
media、herflang、type属性
HTML5ではいずれもIt is purely advisory.
となっている。ちなみに、HTML4ではa要素でのmedia属性はなかったもの。type属性ではサポートしていないMIMEタイプのコンテンツを取得することになると助言された場合、ユーザエージェントは、コンテンツを取ってくることではなく代替メカニズムを用いることを選択できる。
などと、いかにもユーザエージェントに対して何か効力を発揮しそうなことが書いてあるけれども、少なくとも私はそういう経験をしたことがないし、たぶん実装されていないんじゃないかあと(もし実装例があればぜひ)。
妥当な属性値はそれぞれ、妥当なメディアクエリ、BCP47(HTML5メモ(2)を参照)、MIMETYPE。type属性値の話は別の要素の時に突っ込んで見てみることにしよう。HTML5ではRFC 2046を参照しているけれども、併せてIANA MIME Media Typesを参照してもいいんじゃないだろうか。
どの属性も使い道としてスタイルシートなりJavaScriptあたりでごにょごにょする、ぐらいしか思いつかない。
target属性
下記に掲げる予約済み名称を除き、目標フレーム名 (DTDでは%FrameTarget;と表す)は、アルファベット(a-zA-Z)で始めなければならない。ユーザエージェントは、それ以外の名称を無視する必要がある。
下記は、特別な意味を持つ、予約済みの目標フレーム名である。
- _blank
- ユーザエージェントは、指定文書を名前のない新規ウインドウに読みこまねばならない。
- _self
- ユーザエージェントは指定文書を、当該目標を指している要素が存在する現在のフレームに読みこまねばならない。
- _parent
- ユーザエージェントは、指定文書を、現在のフレームの直接の親である FRAMESETに読みこまねばならない。この値は、現在のフレームに親フレームが存在しない場合、_selfと等価である。
- _top
- ユーザエージェントは、すべてのフレーム割を解消し、元ウインドウ全体に指定文書を読み込まねばならない。この値は、現在のフレームに親が存在しない場合、 _selfと等価である。
HTML5で妥当な属性値は6.1.6 Browsing context names ? HTML5 このあたりから。たぶん、HTML5でも(frame要素が無くなったという点を除いて)変わらないと思う。ちゃんと読んでないけど。