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馬の余生 ついったー反応編

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というわけで、簡単な反応でも。

一口馬に限らず、馬の余生については、特にこれといった考えは無い。
強いて言うなら、サラブレッドは人間が走らせるために作り出した生き物であって、その目的を達成することの出来ない馬を淘汰する必要があると。味気ないとか血も通ってないとか言う向きもあるだろうけど、生殺与奪の権利はいつも人間側が握っているのであるからして、しっかりと生かす、あるいは殺す義務があると思っている。言い換えるならば、死んでないだけという状況こそ避けるべきであると。だから、生かすことが出来ないのであれば殺してしまうべきであると考える。間違ってもサラブレッドは愛玩動物として作られたわけではない、ということだけは認識していただけますよう。

その意味では、

誤解を恐れずに言えば、自分は「競走馬は人間のために存在する経済動物に過ぎない」というのが出発点だ。生産にしても競走にしても結局のところは競馬という”しくみ”を作り出した人間側の都合に合わせた営為であるし、国や地域による差異は様々あるとはいえ、引退後に命を断たれるといった現実もまた人間の都合でしかない(さらに言えば「余生を送らせる」という視点すら人間の都合だろう)。

というりろんち氏の観点が私にはしっくり来るというか、私より洗練されている表現なのかなと。


ところで、

シーバード(SeaBird)は、フランスの競走馬。主な勝ち鞍は凱旋門賞エプソムダービーであり、20世紀最高の競走馬の1頭である。英タイムフォーム誌によるレイティングではリボー、ブリガディアジェラードを凌ぐ史上最高の145ポンドが与えられており、史上最強馬と主張する人も多い。

(中略)その後、1972年に母国フランスに戻ったが、翌年の1973年に腸閉塞により12歳の若さで急死した。遺体は母と同じく食肉工場に売られているが、この件に関してはイギリスの競馬関係者を始め、多くのファンから激しい怒りを買っている。ちなみにアレフランスがフランス牝馬三冠を達成したのも同じ1973年であった。

おおよそ35年前、競馬の歴史がより深いでろう仏国においてすらこういう事があった、というのはむやみに馬の余生を拡充せよと言っている方々にはどう映るのだろうか。生かすというよりかは、死してなお強引に活かす事例なのだけれども。

個人的には

まあ、競馬というエンタメ的には避けて通れない問題です。といってもですね、心で思っていても実行していないというか、深くこの問題について考えていませんでした。すいません。


このなにも準備が無い状態で無責任なことは言えませんが、やはりJRAの支援というか援助が現実的かなとも思います

こういう感化されやすい人に、とりあえずJRAは何とかすべきと言わせちゃうのが、キルトクールとオケラセラの罪な面だよなあとは思う。競馬の主催者であることがJRAの役目であるはずなのに、どうして引退馬の余生まで直接的に関わらなければいけないのよ。