血統の森+はてな

旧はてなダイアリーの自動インポートによるアーカイブです。

個人ニュースサイトへの拾われ方考〜主にリンクの側面から。

ニュースサイトの人にとって、被サイト側の自己アピールは可か非か - 空気を読まない中杜カズサ
どうすれば拾ってもらえるかって?そんなものの絶対解はない。というか、自サイトが何を書くかによっては個人ニュースサイトがターゲットにならないことがあり得ると思いますし、自サイトの絶対的な知名度の度合いによっても戦略は異なるような気もしますが、せっかく何でなんか書いておく。


いわゆる個人ニュースサイトはリンクでできている。管理人が「面白い」と思った記事を張るのであり、読者はニュースサイト管理人のフィルタリング機能を頼って、自分の興味のあるリンク見出しをクリックする。それと同時に、個人ニュースサイトはどこから自サイトに向かってリンクが張られているか、アクセス解析を通じて見ている。ニュースサイト管理人に限らず、リファを見ている一般的な管理人の多くは、自分より大きなサイトに拾われると喜び、2ちゃんねるからリファをもらうと必死に該当スレを探し、自動アンケート作成からだとコメントを読み、スラッシュドットからだと何事と慌てふためき、ふたばちゃんねるから張られるとポカーンとすると思われる*1

繰り返すが、典型的・古典的な個人ニュースサイトはリンクでできている。そこにはトラックバックとかいう機能が入り込む余地はない。リファこそがすべてとは言わないが大きなウェイトを占める。いわゆるランキングはノイズが多すぎると役に立たないし、ランキングが操作可能だと全く意味を成さない。

というわけで、ベタな2ステップを考えてみた。


1. アピールしたければ、自分からリンクを張る。

これが、自サイトからニュースサイトへの暗黙のアピールになる。つまり、「あるネタ(ネタ元ニュースサイト)」という個人ニュースサイトの慣習にのっとったリンクを張るのである。ニュースサイトを見てますよ、ということを比較的自然にアピールできる。

2. あるネタに関連した「面白い」記事を書く
個人ニュースサイトの拾うリンクはいわば流行のネタである。それに付随したネタを書いて、ニュースサイトに拾ってもらおうという戦略は有効なはず。人とは違った見方、つまり自分のセンスがここで問われる…センスと言っても、あまり身構えることはないと思いますが、自分がこう思った、こんなことがわかったという視点は重要、というか欠かせない。それが、個人ニュースサイト管理人がリンクを張りたくなるような記事になるはず。その際、見出しは細心の注意を払って、心揺さぶるような記事タイトルに仕立て上げるのがポイント。後はこの繰り返しあるのみ。
需要と供給の興味の対象が一致するかどうかっていう話ですわね。


というか、ニュースサイト管理人に限らず、ネットで暇をもてあましてる人はあらゆる手立てを使って新しいサイトを探そうとするので、そういう人のアンテナに引っかかったほうが早いような気もする。


昔に比べてソーシャルブックマークとかできましたし、個人ニュースサイトなんかに拾われなくとも、「面白い」ことを書けば、見てくれる人は必ず見てくれるんじゃないでしょうか。とくにはてな村なんかは、はてなブックマークとの連携はかなり強力だと思いますがねえ。言い換えるならば、ネット人口が広まった分だけサイトも増えたけど、サイトを巡回する人も増えたしweb技術も発達したので、考えようによってはサイトが日の目を見る機会って昔に比べて増えたんじゃないですかね。そんなこんなで、もはや個人ニュースサイトが唯一解という時代ではなくなったと思うんですが、いかがしらん。

*1:サイトの性格によって感覚はかなり異なると思いますが